お盆休みというマジックで人口密度が少なく気忙しさを感じずに済んだのも束の間、またそこかしこに人間が湧いてきやがり気が滅入る(言い方)

思春期を題材とした作品を観て、自分の思春期と重ねたが、思春期時代(またの名を暗黒期と呼ぶ)を如実に思い出すことが困難になっていた。

未だ万年厨二病の私でさえ、異常に多感で不安定だった時期は遠い昔の記憶。

永遠に続く闇のように感じていたはずなのにね…。

思い返せば明確な答えはなく、途方もない悩みを悶々と考えていた気がする。

人間は忘却の生き物。

「今の自分」を懐かしむ自分がこの先にいるのかも知れない。

 

「こういうことはやってはいけません」

「相手の気持ちを考えて行動しましょう」

人は何も付属されていない真っさらな状態で生まれ、善悪を学ぶ。

次第に他者を意識、比較するようになり

「私、おかしくないかなぁ…」

「周りと同じようにしないと…」と思うようになる。

子どもは善悪の見境がなく自我の塊。

幼児はあの姿だから可愛いが、例えば今の私が「お腹空いた!お腹空いた!お腹空いた!(地団駄)」と外で泣き喚いたり、スーパーで興味を引いた物を手に取り、会計せずに店を出た…なんてことをしたとして、お前どうした?レベルである。

子どもという立場だから許されることがあり、年代が上がり忘れる悩みもあれば、その年代になってようやくわかる悩みもある。

「どうしたらメンタル強くなれるんですか?」とひと回り以上年下の人に聞かれ、まっっったく強くないが?と思った。

私のどこをみてメンタル強者だと思ったのかは定かではないけど、それはきっと場数(生きた年数)の差なのかも知れないと感じた。

あー、これ、あの頃よりはマシ。

あぁこんなこと前にもあったな…と感じることが格段に増えた。

かつて自分が通った年代の人を見る度、そんな感覚あるよね…とか、私もそんなこと思ってたなぁ…なんて感情が不意に呼び起こされる。

今までお世話になった先輩達もこんな感覚だったのかも知れない。

自分もなんだかんだ年齢重ねてきたんだなぁ。

それはさておき、年下に先輩ヅラで金言を言えるほど華々しい経歴や誉められた経験値、出来た人間性もない。

ただの人生詰んでる子どもおばさん。

なにも言えることがない。

寧ろ、私なんかより余程しっかりしている。

唯一言えることなんて、やりたいことをやりなさい。

私みたいにはならないようにね、の2点だけ。

自由で楽しい人生を歩めればいいし、歩みたいよね

なんてことをフッと思った今日この頃。