過去話の使用方法って案外難しい。

「オレは若い頃さぁ〜」「君達は知らないだろうけど昔はね」という武勇伝めいた話をされるのが若い頃は苦痛だった。

聞いてないし、知らんがな、みたいな(笑)

しかし、自分も気をつけなければそっち側になり老害と化してしまうかも知れない。

いつ頃の自分の話を頻繁にするかによって、その人がどの時代に自信があり、楽しめていたのかが計れると聞いたことがある。

過去の話ばかりする人は過去が楽しかったのでしょうね。

年齢を重ねる度、記憶や思い出も積み重なっていくから、過去を思い出してノスタルジックになることもある。

「あんなことあったよね」「え、そんな前だっけ?」

「それって、こうだったよ!?」「えー、ウソー!覚えてない」

なんて、友人と昔話をする機会があった。

当時の記憶が蘇ってきたり、忘れていた人を思い出したり。

相手から言われても全く思い出せないことや、出来事の時期が自分の認識とはズレていたり。

記憶って面白い。

相手と同じ体験、時間を過ごしたから、お互い記憶の擦り合わせって楽しいんでしょうね。

一人で作った思い出は、たとえ相手に話したとしても記憶自体を共有することはできない。

一緒に見て体験した思い出を持つ人は、貴重で尊い存在なのかも知れない。

私自身、一人でも楽しめるや!ってタイプだから単独で行動しがちだけど、他者と共有する思い出というのも悪くないと感じた。

そういえば10代最後の年、なにか思い出に残ることがしたいと思って、イベントやらライブに行きまくってたのを思い出した(昔も今も変わっていない)

物は失くしたり壊れたりするけど、記憶は誰にも奪えないから、だったら楽しい思い出作ろうぜ!精神だったと思う。若いな(笑)

 

……今気付いたけど、昔話ばかりしてるじゃん。

気をつけよう。今は令和…(戒め)