最近、ネットリテラシーという言葉、誹謗中傷の話をよく目にするようになった。

誹謗中傷は相手を傷付ける卑劣な行為。

たった一つの書き込みで相手の命を奪える、いわば凶器なんだと思う。

「siね」「56ス」「kiもい」など、日本語覚えたてで他の言葉を知らないの…?と思うほど稚拙なコメントをする人もいる。

 

誹謗中傷をする人は意外にも富裕層と呼ばれる人、あるいは会社での役職が上である人が多いらしい。

他人から羨望の眼差しで見られる立場であっても、人を傷つけずにはいられないというのは、ある意味可哀想な人なのでは…なんて思ったり。

 

以前、某タレントさんに誹謗中傷の書き込みをした主婦へのインタビューを観たことがある。

その時の反応は全く悪びれた様子がなく、【悪】の概念が抜け落ちているようだった。

「あの書き込みが?みんな書いてるのに?」と。

その人は明らかに人権侵害的な書き込みをしており、誹謗中傷に該当していた。

 

ただその反応を観た時、中傷に対しての認識が人によってさまざまであると感じた。

 

中には「中傷されました」と訴えている側の内容をよく見ると、それは中傷に値するのか?という事柄に対して過剰反応を起こしていたり。

(中傷とはいえないが)自分が不快に感じた/自分と意見が違うから=【誹謗中傷】という捉え方をしている人も少なからずいる。

一種の言葉狩りになっているような。

 

普段の会話の中で、何気に発した言葉で相手の地雷を踏むことがある。

人と会った後の1人反省会で、あちゃー…あれ言わない方がよかったのに…やっちまったぁぁぁ…:(´ºωº`):

なんて事が多々ある。

文字になると余計ニュアンスが伝わらなくて勘違いされることもあるんじゃないかなぁ…。

 

自分は、宛先がある場合(Twitterのリプ等)は相手が見ることを念頭においているから、細心の注意を払っているつもり。

(どう感じるかは、あくまで読み手が判断するものだと思うが…)

 

しかし、私のホームで文字を起こしている時は自分の思考の整理であり、自分のため。

読む側(ひょんなことからこんなblogに辿り着いてしまった悲劇の人など)のことは考えていない。

お目汚し申し訳ないが、読みたくなければ読まなくていい、華麗にスルーしてくれ。自己判断でオネシャス!と思っている。

 

明らかに相手を踏みにじる言葉は悪質だし、それが誹謗中傷なんだと思う。

ただ、言葉の受け取り方にも個人差があるから、どの程度を誹謗中傷と指すのかガイドラインがない以上、難しさが残る問題なのでは…と感じている。